アンコール遺跡1日目 

千歳〜上海〜シュリムアップ

11月13日から5日間、JTBの格安ツアーで「アンコールワット」へ行ってきました。
1975年〜約4年間はポルポト政権による大量虐殺。
映画「キリングフィールド」は衝撃的な映画でした。
映画にもなった「地雷を踏んだらサヨウナラ」
日本人カメラマンの「一ノ瀬泰造」さんも処刑されました。

その中で日本人女性2名だけ生き延びて日本に戻ってきました。
内1名が内藤泰子さんの体験談「戦火と混迷の日々」を25年程前に読んで、
アンコールワットの国ではそんな大変なことになっていたんだぁ・・
戦火が落ち着いたらアンコールワットを是非見てみたい。と強く感じていたので、
全く乗る気でない「ももおやじ」と行くことにしました。



千歳空港〜上海〜シュリムアップ(カンボジアのアンコール遺跡のある場所です)

普通は飛行機の中で出入国カードを配るのに何故か配らない。
中国東方航空は、機内食はマズイ。スッチーは無愛想。機内は汚い(掃除しているの
格安ツアーだからガマン・ガマン・・・

空港で出入国カードを書こうと思ったらカードが無い
係員に詰め寄っても逃げていく。何故?何故?何故?
要するにお金を払ったらあげるよ〜だったのです。
後日聞いたら、同じツアーで機内でもらい損ねた人は、
入国審査員に10ドル払って用紙をもらい入国したらしい。
カンボジアの学校の先生の給料が70ドルだから大金じゃない!
日本なら即クビだよ

しかたなくお金を払った人のどさくさにまぎれて、
何とか係員のポケットからむしり取って無事に入国審査を通りました。
と思ったら次は税関申告書が無ければ通せない。と言うじゃないですか!!
ここでも、ひともんちゃくして何とか通り抜けました。
ツアーのバスに最後に乗り込み真夜中にホテルに到着しました。

無料のカードに金をくれとは本当にひどい国だ
こういう国だかた今後は気をつけなければ・・・
飛行機の中で貰えばこんなことにならなかったのに。と反省
次回からは絶対に飛行機の中で貰うことにしよう。
他の飛行機会社なら言わなくても配ってくれるのに、

中国系は請求しなければくれない。と肝に銘じておこう。

真夜中にホテルに到着してシャワーを浴びようと思ったら、
シャワーの付け根から水漏れしてバスルームが水浸し・・・
修理を依頼して無事にシャワーを浴びて、缶ビール飲んで就寝しました
ものすごく疲れた一日でした


 

アンコール遺跡 2日目



3日間のパスポートを購入します。(ツアー代金に入っていました)
3日で40ドル(4000円)




翌日はアンコール遺跡観光です
参道を歩くと見えてきました。ワクワク





思ったよりも遺跡は小さい・・・と言うのが感想でした。
アンコール遺跡はレリーフが美しいのが特徴です。
写真スポットで写したら綺麗に撮れました。




観光人口1位中国人。2位韓国人。3位ベトナム人(近いので)
4位は日本人だそうです。それにしてもすごい人にです。





この後スコールが
傘は持参していたけど、ものすごい雨で靴までビショビショ・・


カンボジアのランチです。お味はまあまあでした。
ココナッツ入りカレーは甘いカレー
春巻き・焼きそば・魚の料理でした。




夕食はショーを見ながらのバイキング
スコールで体が湿っぽく寒く感じる中での食事は、ものすごくまずかった・・
ももおやじは絶句・・・

向いに大きなスーパーマーケットがあったので抜け出して買い物へ。
スーパーは土産店よりも半額以下でした。
突然のスコールに備えて、Tシャツ1枚持参するのをお勧めします。





ホテルは「パシフィックホテル」
街中から離れていて不便ですが、清潔なホテルです。
プールもありました。

翌日は5時ロビー集合なので早めにお休みしました。
ももりんの写真を持参したので「ももりんお休み〜」


カンボジアの生活


バスを降りたら子供たちの物売りに囲まれます。
「5枚で千円」と言いのスカーフを売りに来る。
ノーノーと言うと6枚千円、7枚千円でいいよと日本語で言ってきます。
つかまりやすい人は何度も買わされて「またつかまってるね〜」と見学しています。

おちおち木陰で休むものなら、すぐに物売りの子供たちに囲まれてしまいます。
25年以上前にバンコクに行ったときと同じような光景でしたが、
内戦が完全に終わってからまだ10年
カンボジアの場合は、この貧困から抜け出すには何十年もかかりそうです。
主要道路以外赤土だし、プノンペンは都会だと思いますがここはまだまだです。

公務員の給料は特に安く70ドル〜100ドル
自宅通勤でぎりぎりの生活らしく、
先生は「塾」でアルバイト

警察官は「トクトク」というオートバイリキシャでアルバイトしたり、
物売りの子供たちからリベートを取ったり、(警察官がです)
観光客に警察バッチを売ったりは、まだ ましな警察官
たちの悪い警察官は、難癖つけてお金を要求されたりするので注意が必要とのこと。
空港の職員も観光客から無料の用紙にリベート取ってアルバイト。


ガイドさんは日本で言う高卒で日本語・英語の3ケ国語を話します。
学校の先生になれる学校を卒業したけど給料が安いのでガイドになったそうです。
当然留学経験など全く無し
(留学や大学に行けるような金持ちはガイドの職業につかない)
アンコール遺跡には400人ガイドが居て色々な国の言葉でガイドしています。
生きる力はすごいです。
日本人は英語を何年勉強しているの?って感じですね〜

マッサージは大変気持ちが良かった。
1時間15ドル(1500円)はカンボジアの人には大金です。
今回の旅行で一番よかったのが「マッサージ」とももおやじも上機嫌でした。

日本人が営業しているお菓子屋さんもあります。
「アンコールクッキー」の店と、
カンボジア伝統のお菓子「ノム・トム・ムーン」のお店
ここではカンボジアの子供たちが出稼ぎに行かなくても、
収入を得られるように指導・自立を目指しているそうです。
安全・清潔をモットに価格は日本価格ですが、
援助と思ってどちらのお店からも購入しました。



スーパーの缶ビールは350mlで、
バドワイザー1ドル 地元の缶ビールは0.4〜0.5ドルでした。
ツアーのレストランは旅行者価格なので、
地元の瓶ビール(ぬるい)4ドルと高い
街中のレストランは生ビール1ドルです。

日本人の年金があったら優雅に暮らせる場所ですが・・・
遺跡以外に「売り」が無いのが残念。
今後のカンボジアの発展に期待しましょう。


 アンコール遺跡3日目 

アンコールワットで何が一番有名かと言うと、
朝日が昇る荘厳なアンコールワット
段々と陽が登ってくると色が変わっていくのが分かり本当に綺麗らしいとのことなので、

朝5時に希望者のみホテルを出発して日の出見学へ
ももおやじは興味が無いのでホテルでお休み

暗い中を懐中電灯を持って歩き、日の出時刻の1時間前に到着。
ものすごい人・人・人・・・です。
朝日を待ちわびていましたが、天気が悪く残念




その後はホテルに戻って朝食を食べてから、
今日は「東洋のモナリザ」見学です。
バスで1時間程移動します。



この有名な門を通り抜けると・・・




東洋のモナリザです。
ロープが張ってあるので写真だけ。

その後も遺跡観光が続きましたが、有名な場所は見たので
そろそろ飽きてきてしまった。
何を見たのかもあまり覚えていない




日も夕食はダンスを観賞しながらです。
ガイドさんから説明は聞いていましたが、
ここはまだ新人の練習のショーとのこと。
疲れているので早めにホテルに戻りました。


 アンコール遺跡3日目 
 
最終日は「トンレサップ湖」クルーズです。

遺跡見学にも飽きていたのですごく新鮮でした。



トンレサップ湖までの道には、こんな感じの家がたくさんあって、
ここに住んでいます。
水位が上がると流されてしまう家もたくさんあるそうですが、
住民はそれでも「ここが好き」だそうです。




船に乗り込みました。
クルーズ船と言ってもかなりぼろい・・・
いつの間にか乗っていない子供が「コーラ1ドル」などど売りに来ます。





こういう小舟で「ひょい!」乗り込んで来ます。



ヘビ嫌いのおやじはパニック!

来るな〜と叫んでいました。

ここの住民は(水上生活者)は犬・猫・ヘビがペットだそうです。
仲良く暮らしているそうです。
ヘビ年の時には年賀状に写真に入れるために、
首に巻いて写す人が多かったらしいのですが・・・




ここにはこんなものも居ました。
おやじはますます機嫌が悪くなりました


その後は街に戻り、シュリムアップ一番の繁華街の「オールドマーケット」へ
1時間の自由行動です。
今日も 暑い!!




ドクターフィッシュの水槽です。

水槽に足をつけると、小さな魚が寄ってきて
足の角質を食べてくれるのです!!
やりたかったけどおやじの機嫌も悪いのでスルー

おやじの機嫌が治る薬

じゃ〜〜〜ん!生ビール



1ドルで冷たくて美味しい
ツアーのレストランはどこもぬるい瓶ビールだったもんね。

午後からは又遺跡観光。
暑いし、疲れているし、ほかの人も「もう遺跡はいいかなぁ・・・」






一日中観光して夜の12時に飛行機に乗りました。
12時間かけて千歳空港を目指します。(上海で4時間待ち)

同じ遺跡観光でもエジプトのそれとはスケールが違うので飽きてしまった。
日本人が見たいのは
「アンコールワット」「アンコールトム」「東洋のモナリザ」
この3ツ位だと思うのよね〜
3日間の遺跡観光の内、1日は自由行動の方が良かったなぁ・・

家に着いたら「もも」が居ない。
すごく寂しく感じてしまった・・・
犬を選ぶか、旅行を選ぶか悩むところです。


今回のツアーはJTB「旅物語」
金額は¥88,000円(空港使用税・ビザ代は別)
食事も観光も付いていたので、使ったのは飲み物代くらいでした。