2012年3月24日(日)

積丹岳(夏道コース) 

くもり〜吹雪

登り、 除雪最終地点から4時間
下り、 休憩小屋まで40分





登歩の会のKさんが「Y西さん追悼登山として積丹方面の山に登った」とブログに書いてあったので、
「久々に積丹岳もいいな〜」と思っていたら、皆さんお付き合いしてくれました。
除雪終点まで行くと、線香と缶コーヒーが置いてありました。
「まさかY西さんの?」と思いましたが、「コーヒーは違う。酒ならY西さんだけど。」と言われて確かに・・

「山の会わたすげ」と合同山行ですが、出発してからすぐに歩くスピードに差が出て、
「カンカアルさんは気にしないで先に進んで下さい。」と言われたので遠慮なく私達は頂上目指して歩き始めました。

約1時間林道を歩いて夏道の登山口の休憩小屋に到着しました。
ここから頂上を目指して広いなだらかな尾根を歩き始めました。
頂上はうっすらと見えて天気もまあまあ。ピーク踏めるかな。と期待していましたが天気予報通りに徐々に天気が崩れ始めました。

820mあたりから見通しが悪くなり、徐々にホワイトアウトの世界になって来て、ピンクリボンを木に結びながら、
GPSを頼りに進んでみました。

頂上600m手前のコロまで進みまっすぐ歩くと頂上ですが、アイスバーンだし、吹雪で前も見えない。
左側は切れていて危険だし、頂上までほんの少しの所で(500m手前)で撤退を決めました。
3月なのにお正月の三段山に次いで寒かった。
シールを外して下りますが、降り積もった雪で登った時のトレースの跡も見事に消えてます。
こうなるとGPSを頼りに来た道を引き返します。
真っ白な世界で、音も無く距離感も無く、止まって立っているのに、まだ滑っている不思議な感覚を感じました。
電車に乗っている時に隣の電車が動いているのに、自分の電車が動いている感覚に似ていた。
須藤さんの指示でGPS通りに下ります。ピンクのデポも全部回収できてGPSのありがたみを感じました。
800mあたりまで下ったら見通しが良くなって、わたすげメンバーのトレースもあり、快適に小屋までスキーを楽しみました。
小屋にはわたすげメンバーが休憩を取っていて、私達も一緒におやつタイムにしました。
その後は林道をスキーで滑って、古平温泉に浸かって、ノンアルコールビールを飲んで小樽に戻りました。

車はここまで。 約1時間で夏道の登山口の小屋に到着しました。