2021年7月ももりんといちご日記

 


念願の幌尻岳‥何故か雨   2021/07/11


10年以上前から登りたいと思っていた幌尻岳
・・

10年前は、一般的な額平川コースの幌尻山荘の予約を取るのがかなり大変で、

100名山のツアー客が予約を入れるので、

土日に小屋を予約するに毎日のように電話

おまけにテント泊は禁止との事

キャンセル待ちは受け付けていないのでとにかく電話

・・・それも毎日・・・


やっと取れても何度か雨で中止

(小屋のお金は前払いで戻って来ません)

突然幌尻岳が雨だったので、フェリーで東北の岩手山に登ったことも。

それはそれで、とても嬉しい山岳会の仲間のサプライズでした。

その後、幌尻岳の話は出て来ませんでした・・・・



天気予報は悪くないです。




今回最後の試みとして、林道歩きが長いけど、

新冠コースで登ることにしました。


ここは田中陽希さんが100名山で使ったコースです。

何故このコースを陽希さんが使ったかと言うと、

人気の額平コースは山岳会が用意したバスで登山口まで行かなくてはならないからです。

小屋も比較的取りやすい。

天気予報を見て、7月8日に登ることにしました。

7月7日は19kmの林道歩き5時間は曇の方が歩きやすい。

登山は最適なA予報です。

小屋を予約して出発しました。

物凄いガタガタミ道の林道を40km車で2時間半

ここからが林道歩きのスタートです。



5時間半後、途中雨が降ってきて、

カッパを着ながらひたすら歩きました。

林道ってどうしてこんなに辛いのかしら

5時に小屋に到着

雨が降っているせいか薄暗い感じ

小屋の中は本州から来た登山ツアーの女性組などが居ました。

今日登ったけど雨でビショビショ☂と言っていました。

幸いストーブが点いていたいたので濡れたものを乾かしました。
明日はどうかしらね~~




翌朝は曇でした。

ネットも通じないので天気予報も見られません。

少し登ると背丈以上の藪漕ぎです。

前日登った人も、笹薮で何も見えなくて、下りは30回位転んだとの事・・・

笹薮をかき分けて、登山道を探しながら登ります。




途中色々とあって、この写真は頂上までもう少しの写真です。

一緒に登ったT氏が体調が悪いので下山したい。

との事で1人で登る事になりました。

通常なら一緒に下山しますが、10年来登りたいと思った山だし、

今回登らないと次回は無いと思って、1人で登ることにしました。

熊も怖いし、かなり遅れを取っているので、後にも先にも誰も居ません。

頂上近くでようやく追いついて、同じ小屋に泊まった女性に会いました。

彼女と一緒に来た夫は体調が悪く下山しました。

彼女も不安を抱えながらも、100名山まであと数座なので、

看板にタッチして帰るつもりで登って来たそうです。

林道で熊に遭遇しているので怖いけど、

このチャンスを逃したくない。との事でした。

一緒に下山しましょうね。と言い合って頂上を目指しました。




もうすぐ稜線です。

稜線から頂上は近くです。




当然ですが頂上は真っ白な世界

この写真を写したら、雨が降ってきて下山開始

下山はバケツをひっくり返したような雨が降って、

全身びちゃ濡れで小屋に到着しました。



着ているもの全部びしょ濡れです☂☂☂
靴も下着も全てです
ストーブがあって本当に良かった




翌日は昨日登った6人全員で小屋の掃除をして、

熊が怖いので6名で林道を歩いて帰りました。




幌尻岳が少し見えました。



帰りも19kmの長い道のりでしたが、

おしゃべりしながら歩いたので早く感じました。

幌尻岳で100名山制覇の方もいました。




林道歩きは残り3km

人しか通れない小さな出入口があるゲートです。

ザックを下ろして通ります。



最後のゲートに到着しました



あとは車で40kmの林道を走ると林道は終わりです。

田中陽希さんんの偉大さを感じた林道歩きでした



今日の宿泊は、新冠のレコードの湯です。

建物もお風呂も綺麗で最高です。

美味しい洋食とをガンガン飲んだ

偶然小屋で一緒になった一人旅の人も泊まっていました。

山形から2ケ月、北海道を車で寝泊まりして観光&山登りをしています。

あと2ケ月北海道に居る予定と聞いていましたが、

何と!悪道で
パンク&車の故障で泊まらなくてはならない状態になったのです。

一緒に飲んで、色々とお話しました

偶然知り合いと山形で同じ高校だったとのことでした。

世間は狭いね~~